2018.01.11

アジアトレンドレポート

【タイ・バンコク編】

テクノロジーの進展と各国独自の文化・習慣が合わさり、成長を続けるアジアの“今”をお届けするアジアトレンドレポート。タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポール、中国の6カ国のトレンド情報をリレー形式でお届けします!

第1回は、働き方の多様化が進むタイ。ここ数年でバンコクにおいて浸透しつつあるコワーキングスペースをご紹介します。

昼寝もできる進化版ワークスペース「NAP LAB」
遊び心満載でユニークな設計が面白い!

コワーキングスペースの進化版ともいえる「NAP LAB」は、24時間営業の新しいスタイルのワークスペースです。BTSのナショナルスタジアム駅から歩いて8分、名門チュラロンコーン大学の近くで、学生街として開発が進むエリアに位置します。デスクスペース、ソファー席、カウンター席の他、ちゃぶ台スペースもある開放的な空間で、何といってもユニークなのは、ドミトリーホテルを思わせる箱型のワークスペースがあること。ベッドマットレスが敷かれ、枕やクッションの貸し出しもあり、リラックスしながら作業するも良し、眠くなれば仮眠も良し、という自由な空間。昼寝ができるワークスペース、「NAP LAB」のネーミングの所以です。ワークスペース横に設置された Emergency Work Exit と名付けられた滑り台を降りると、そこは気分転換のスペース!卓球台やゲーム機、カフェ、シャワー室も完備され、リフレッシュすることができます。サンドバッグまであってストレス発散も対応可という、遊び心満載の設計です。利用料金は他に比べてリーズナブルで、4時間150バーツ〜(約450円~)。学生割引もあり、大学生や高校生の注目を集めています。

トレンドの背景にあるものとは?!

バンコクにおいても働き方が多様化し、コワーキングスペースがここ数年で飛躍的に増えました。もともとは外国人の利用者が多い印象でしたが、最近ではタイ人の利用者が確実に増えてきています。その中でも「NAP LAB」は、仕事だけでなく昼寝もエンターテインメントも可能という、とても画期的でユニークな施設であり、たわみのある緩やかな時間を良しとする、タイ人らしい発想といえます。実際に訪れてみると、それぞれがお気に入りのスペースで自分のスタイルで過ごしており、自由でサバーイ(快適)なことが大好きなタイ人によくフィットしていると感じます。ちなみにこの日の利用者は9割がタイ人でした。また、昨今目覚ましい発展を遂げ、先進国に引けを取らないハイセンスなショップが目立つようになったバンコクでは、既存の枠にとらわれないクリエイティブな発想が求められています。現代のバンコクの若者たちの多様なライフスタイルに合わせた24時間営業や、オフィス街でなく学生街という立地ならではの広くゆったりした開放感のあるスペース、他にない独創的で楽しい設計などが、人気となっている理由と言えます。

Written by:
BAE編集部