2018.01.23

アジアトレンドレポート

【ベトナム・ホーチミン編】

テクノロジーの進展と各国独自の文化、習慣が合わさり、成長を続けるアジアの“今”をお届けするアジアトレンドレポート。
タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポール、中国の6カ国のトレンド情報をリレー形式でお届けします!

第4回は、ベトナムの若者を中心に影響力が増している「Vlogger(ヴロガー)」をご紹介します。

絶大な影響力を誇る、ベトナムの次世代Vlogger(ヴロガー)たち

近年ベトナムでは、若者を中心に自作の映像をYouTubeなどにアップをするVlogger(ヴロガー)の影響力が増しています。VideoをBlogのように綴る人たちのことで、YouTuberとは厳密には異なりますが、ベトナムでは同義に捉えられています。ベトナムのYouTube利用者はここ数年で急激に増加。当初は音楽や映画、ドラマの視聴、外国語習得の手段としてよく利用されていました。利用者は主に若い世代で、次第に受け手から、発信する側にシフトしたのは自然な流れと言えます。YouTubeの特性から、短い時間で強い印象を残す個性的な発信者揃いで、海外の人気YouTuberに引けを取らない人気です。近年では、アジアで最も影響力のあるネットユーザー及び発信者を表彰する賞「Influence Asia」(インフルエンスアジア賞)が今年、ベトナムを公式に選定対象とし、ベトナムからは4人がノミネートされました。その筆頭が、上記画像で紹介しているハノイ出身の男性Jvevermind(愛称、ジェーヴィー)。愛猫ビウとの暮らしぶり、恋愛観などをスタイリッシュな生活空間と共に紹介し、YouTubeの登録者数は170万人を超えています。2016年には雑誌「Forbes」が、“アジアにおける30歳以下で注目すべき30人”の一人として掲載しました。

トレンドの背景にあるものとは?!

代表的なVloggerたちに共通するのは、「柔軟に物事を吸収する今のベトナムの若者たち」の姿。多くがベトナム戦争後に生まれ、1990年代のドイモイ政策の中で育ち、高度経済成長を体感してきた世代です。日進月歩で移り変わる街並みや、ネットの普及で世界の流行や趨勢を目の当たりにしています。そんな現代のベトナムにおいて、しなやかに生き抜くにはどうしたらいいのか、苦悩や面白さが交錯する社会に若者たちは生きているのです。今のベトナムで、溢れる情報やモノを若者たちがどう吸収し、取捨選択しているのかがVloggerを通して見ることができます。若者の志向や心情の一端を垣間見れる手段として、今後もベトナムのVloggerたちから目が離せません。

Written by:
BAE編集部